JR東日本が初導入!"ATO"についてのお話

2021年2月20日土曜日

けん 鉄道

先日こんな記事を見つけました。
自動運転という言葉が
当たり前のように使われている今
JR東日本の常磐線各駅停車に
3月からATOが導入されます。

言葉では聞いたことあるけど
実際どういうものなのか
というのを簡単にわかりやすく
説明できたらと思います。

ATO(自動列車運転装置)

ATOというのは
3つの英単語からなる略語です。

A : Automatic
T : Train
O : Operation

堅く言うと、
自動列車運転装置
と言います。
ATO
山手線でもATOの試験運転を深夜にしているというニュースがありました

自動列車運転装置とは

これは読んで字の如く
列車の運転を自動化する装置
です。
この装置を導入すると、
自動運転が可能になります。

運転士はいらないの?

正確に答えるとすると
今のところは
いる場合といらない場合がある
というのが正解です。
単にATOを導入するといっても
条件があります。

ATOを導入する条件

今現在、ATOを導入して
無人運転をしている路線はいくつかあります。
首都圏だと
  • ディズニーリゾートライン
  • ゆりかもめ
  • 日暮里舎人ライナー
  • 横浜シーサイドライン
です。
無人運転をするために必須条件はただ1つ
国土交通省の認可を受けること
です。
ただこれにはいろいろと課題があります。
明確にこうでないと認可を受けられないというのは
どこかに明記されているわけではありません。
上記の路線を想像すると、
例えばですが、
  • 全ての駅にホームドアがついている
  • 踏切がない
  • 鉄の車輪で走っていない
  • 長い両数でない
などが考えられます。
ATO
東京メトロのATO導入路線は運転士が乗務しています

自動運転は非常に難しい技術

鉄道は
鉄のレールの上を鉄の車輪が走ります。

鉄の車輪は走るたびに摩擦を受け摩耗します。
それはレールも同様です。
いくら技術が進歩しても
車両についている一つ一つの車輪には個体差があり
レールも直線部分や曲線部分など場所によって個体差ができます。

全ての要素を計算して完璧に自動運転する
というのは非常に難しいです。

こういったこともあり
ATOを導入している路線は日本中に多くありますが
主に鉄の車輪と鉄のレールを用いている路線では
運転士が乗務しています。

運転士の技術と経験あっての自動運転

自動運転での最大の懸念材料は
安全
乗り心地
です。

運転士が乗っていないということは
何か異常があったときどのように対応するのかが
非常に重要になります。
(ディズニーリゾートラインのように、車掌だけ乗る路線もあります。)

機械やプログラムが自動制御して運転すると
決められた場所に止まることができますが
それは列車にどれだけの人がどのように乗っているかまでを
考慮しているものではありません。
ブレーキがとても強く倒れそうになってしまったり
急加速、急減速をしたりするかもしれません。

運転士の技術というのはとても素晴らしいです。
この技術はデータだけでは作られず、様々な経験あっての技術です。
自動運転は運転士の技術と経験あっての産物です。

今後技術革新はどんどん進み
自動運転が当たり前になる時代が来るかもしれません。
しかし、どんなときであっても
人の技術に勝るものはない
と僕は思っています。

以上、けんでした。

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