鉄道員が考えた!"終電繰り上げ"について【けんの鉄道話】

2020年9月7日月曜日

けん 鉄道


どうも。
男飲み編集部、けんです。

新型コロナウイルスの影響で
テレワークや在宅勤務が盛んになっています。

我々鉄道業の要の収入は
通勤定期券の収入です。
鉄道各社は軒並みコロナの影響を受けています。
各社鉄道収入は予想通りの激減です...

こういったことから
最近よく見るニュースや記事があります。
JR東日本 来春 東京駅から半径100キロ圏内 終電繰り上げへ | NHKニュース
各鉄道会社、終電時間を繰り上げるというお話です。
このお話、鉄道利用者からの意見は
テレビなどで聞くことがあると思います。

なかなか鉄道員側のお話は聞かないと思うので、
今日は鉄道員視点で話をします。

鉄道員視点の"終電繰り上げ"について

終電繰り上げとは

最終電車の時間を繰り上げる
ということです。
どれくらいの時間繰り上げるのかは、
鉄道会社によって詳しい時間は異なります。
概ね30分程度が多いみたいです。

終電繰り上げのメリット

勤務時間が短くなる
これは非常に大きいです。
鉄道員という仕事の何が大変と言われるか
それは不規則睡眠時間です。

終電時間が繰り上がるというのは
その分、勤務時間が短くなるということ。

つまり、
睡眠時間が長く取れる
ということに繋がります。

これが身体的負担の軽減になることは
間違いありません。

また深夜というのは
利用しているお客さまも
酔っ払っている方や
少し特徴的な方も多いです。
そういった方々との
接客時間が短くなるのも
鉄道員の精神的負担の軽減につながります。

終電繰り上げのデメリット

給料が下がる
これはメリットの反面のデメリットです。
僕ら鉄道員の給料には
深夜勤務による手当があります。
終電時間の繰り上げによって
深夜の勤務時間が短くなるということは
必然的に手当が少なくなるということです。

また終電時間を繰り上げると
列車の運用が変わります
最終電車の時間が変わるということは
付随している折り返しの電車の時刻が変わったり、
電車の運転間隔を合わせたり変更するために
運転本数を減らす場合もあります。

運転士さんや車掌さんであれば
乗務する列車が少なくなれば、その分給料は減ります。

駅員さんであれば
駅の営業時間が短くなるので、同様に給料は減ります。

鉄道員としての意見

終電繰り上げは、

  • 鉄道利用客(特に深夜利用客)の減少
  • 線路の保守・点検の時間を確保
  • 人員不足・人手確保が難しい
などから検討していると伝えています。

しかし、一番の理由は
人件費の削減
だと思います笑

鉄道会社で働いている社員のうち
大部分を占めているのは、
駅員乗務員です。
大手鉄道会社の社員数であれば、
駅員と乗務員で、2・3万人いたりします。
たった30分の勤務時間削減であっても
これだけの人数の深夜勤務の手当、
給料を一気に削減することができる。
会社側としては非常に助かると思います。

この意見はあくまで個人的な意見です。
そして鉄道会社を否定しているわけではありません。
会社を経営している方々にとっては
会社を存続していくための手段ですからわかっています。

これからの鉄道業界について

新型コロナウイルスの影響で、
日本だけでなく世界の環境がガラっと変わりました。
テレワークや在宅勤務というのは
当たり前になってきます。

空飛ぶクルマや完全自動運転可能なクルマ
鉄道であっても自動運転が進んでいくと思います。

僕は鉄道が大好きです。
鉄道という歴史と文化を消したいとは思いません。
だから鉄道をもっと使ってもらいたいと思います。
少しでもメリット楽しさ
皆さんに少しでも伝えることができれば、
「今回の旅行は鉄道にするか」
「車もいいけど、電車で通勤しよう」
って思ってもらえると信じてます。

だからこそ、いろんなこと発信していきます!!

皆さん、ぜひ鉄道をよろしくお願いします!

以上、けんでした。

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